開催日:2022年10 月9日(日)、10日(月・祝)
主催:早稲田大学災害復興医療人類学研究所(WIMA)(https://wima.jp/)
科研費基盤研究(B):原発事故被災者の移住・帰還・避難継続における新たな居住福祉に関する人間科学的研究
共催:MITATE lab. Post-Fukushima Studies(フランス国立科学研究センター見立てラボ)(https://mitatelab.cnrs.fr/)
主催:早稲田大学災害復興医療人類学研究所(WIMA)(https://wima.jp/)
科研費基盤研究(B):原発事故被災者の移住・帰還・避難継続における新たな居住福祉に関する人間科学的研究
共催:MITATE lab. Post-Fukushima Studies(フランス国立科学研究センター見立てラボ)(https://mitatelab.cnrs.fr/)
早稲田大学で開催された『福島原発事故被災者 苦悩と希望の人類学』出版記念シンポジウムに2日間参加しました。
人類学の立場から被災者と向き合い、この11年間を考察された方々による本の出版を記念するものです。その登壇者の一人が、みみすまともゆかりのあるウクライナ出身のアメリカ人、アレックス=アレキサンドル・スクリャールさんでした。(みみすま活動総括集Part2 p.90)
現在、コルゲート大学客員准教授のアレックス氏は、日本滞在中の数年間、311受入全国協議会が主催する「ほよ〜ん相談会」にも度々運営スタッフとして参加し、被災者と支援者の交流を実際の現場を通して学んでいました。
初日はアレックス氏のフィールドワークを支え、彼が「日本のおかあさん」と慕っている髙橋多賀子さん(チーム・カタリーナ)も福島県川俣町から参加され、会場内では感動的な再会劇がありました。
復興の旗が掲げられるなか、被災者同士は複雑に分断されていると言われる今の日本ですが、「ひとりひとりに向き合えば、心の中をちゃんと話してもらえるはず」と、ある被災者から聞いたことがあります。長きにわたって粘り強く被災者に寄り添い、社会のありようを考察する人類学者の方々のフィールドワークはまさにそんな行動です。でもそれって、いわゆる「政治」とは真逆だな、と思いました。<報告 : みみすま事務局 佐藤>
*ぜひYouTubeでご視聴ください。
https://youtu.be/P0139pG7hsI アレキサンドル・スクリャールさんの講演はこちら
https://youtu.be/uugcBvDFFGo 日野行介さん総評