みみすま2022福島訪問活動報告 第2日目−3

NPO法人つながっぺ南相馬」の今野由喜さん

南相馬市小高区塚原行政区の元区長さんで「つながっぺ南相馬」代表の今野由喜さんと、新しくできた「道の駅なみえ」で待ち合わせ、4年ぶりの再会になりました。今まで今野さんからは津波と原発事故で被災した塚原住民としての体験談を聞かせていただきましたが、今回は大きな会社の技術者としてアジアのいろんな国に派遣され、技術者としてその国の発展に尽くされた現役時代のお話をうかがうことができました。

このたび「つながっぺ南相馬」を閉会させたというご報告もありました。津波にのみこまれて九死に一生を得た今野さんは、あの日からひたすら南相馬のために尽力されてきました。どうかこれからはご自分のために人生を楽しんでいただきたいと思います。奥様と北海道旅行をしてみたいと仰る今野さんからお土産にご自分が育てたスダチをたくさんいただきました。ありがとうございます。

「いわきの子供を守る会」の緑川里見さん

今野さんの車に手をふってお別れしたあと、私たちは今夜の宿泊先いわき市へと移動しました。そして夜には「いわきの子供を守る会」の緑川里見さんと3年ぶりの再会交流でした。緑川さんとは311受入全国協議会のメンバーとして、毎年いわき市で開催していた保養相談会を一緒に運営してきました。今回運転手を全面的に担っていただいている佐々木さんもそうですが、緑川さんも初期のころから一緒に苦楽を共にしてきた大切な仲間で本当に嬉しい再会の夜でした。息子さんも大学生になって春から東京生活をはじめていて、大震災を経験した子どもたちが大人になっていく歳月の流れを感じました。それと同時に、昼間車の中で目にした線量計の数値の高さに、原発事故の怖さをあらためて実感した私たちでした。

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