第5回東日本大震災復興支援チャリティー 『オータムロックフェスティバル 2019 in Kurisawa 』 9月7日(土)〜9月8日(日)

若い人たちにライブの場を提供したい、被災地を忘れずに支援したい!と、サッカー保養交流合宿「キヨマップF.C.プロジェクト」の実行委員会メンバーが実現させた「東日本大震災復興支援チャリティー ・ オータムロックフェスティバル」が今年で5回目となりました。今回は出演希望バンドが多くてなんと2days 。みみすまは2日目の9/8に参加しました。

マイクを握った渡り鳥 ♪♪の菅野さんが今年も福島県川俣町から飛んできてくれました。今年のキヨマップ実行委員長をつとめたユーダイくん(川俣町出身北海道在住)も夏休みのキヨマッププロジェクトに引き続きこのロックフェスにも北見からスタッフ参加。さらにはユーダイくんのご両親や幼なじみも川俣町から来てくれてにぎやかな顔ぶれになりました。

「チャリティーライブ」だけあって、会場には安くておいしいものがいっぱいです。菅野さんが売り子さんを担当する川俣町特産のシャモの炭火焼き鳥が何と3本500円!

ロックフェスの二日目、ジャンルも世代も幅広い19のバンドが競演する中、川俣町の菅野さんはキヨマップF.C.プロジェクトの立役者沼崎先生のバックコーラスでユニコーンの「Maybe Blue」など3曲を熱唱。


そして演奏の合間に菅野さんはこんなお話をしてくださいました。

「最近、飯館村の汚染土の仮置き場で、フレコンバックと重機の間に挟まれた作業員さんが死亡するという事故がありました。国が復興事業を急いでいるので、そのスケジュールに合わせるために、最優先されるべき現場の安全管理に手が回りきらなくなってしまった結果だと思われますが、ニュースとしては大きく取り上げられていません。さらに、こういう事故が起きても現場の状況は何一つ変わっていません。小さな声でも、こういうことを語らせてもらえる場があれば、僕は声をあげ続けていきたいと思います。そして、震災から8年半となった今でも、このチャリティーロックフェスを続けてくれている栗沢町のみなさんにとても感謝しています!」トリで歌ったMR.JAMKIDSのメンバーは、昨年9月の胆振東部地震で被害の大きかったむかわ町や苫小牧の方たちです。震災後ちょうど1年経った今、思いを込めてMr.Childrenを歌う姿に会場からは大きな拍手がありました。観客からのアンコールに応えて「HANABI」も聴かせてくれました。そして最後はみんなで恒例の「Runner」を大合唱。
ロックフェスでは毎回みみすまもステージでお話しさせてもらっていますが、今回はこんなごあいさつをしました。

こんにちは。札幌の「みみをすますプロジェクト」です。

今年も東日本大震災復興チャリティの「オータムロックフェス」にご来場いただきありがとうございます。

わたし達は、2011年3月に東北地方で起きた東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災された方達への支援活動を行ってきました。いろんな方達とネットワークをつくりながら、特に放射能被害にあった福島県などに住んでいる子ども達への支援を続けています。

ここ栗沢では、今年も夏休みにキヨマップ実行委員会さん主催のサッカー交流合宿「キヨマップF.C.プロジェクト」が実施され、福島県から16名のサッカー少年達が招待されました。

6回目となる今年はスペシャル企画として、昨年9月の地震で被害が大きかったむかわ町からもサッカー少年達を招待しました。この招待をとても喜んでくれた「むかわチーム」は総勢27名でやって来てくれました。

むかわチームを招待するために、岩見沢市内にも募金箱を置かせていただきましたが、たくさんのご寄付をいただいたことにあらためて感謝いたします。

8月1日に開催した「キヨマップカップ交流戦」には地元のサッカーチームも沢山参加してくれて、総勢200人くらいが小学生の部と中学生の部に分かれてリーグ戦を行いました。

この日は夏休みに韓国から札幌に来ていたサッカー好きの大学生達がこの支援活動を知り、「キヨマップを応援しよう」と急遽6名で参加するというサプライズもありました。

福島から来た中学生達は韓国から来た大学生達と自主的にコミュニケーションをとり、一緒にボールを蹴ってとても楽しそうでした。

むかわチームの小中学生も夢中になってボールを追いかけていました。

『サッカーは助け合って生きることを学ぶスポーツ』と言われていますが、今年のキヨマップは、いろんな地域の人達がダイナミックにつながって、笑顔にあふれ、正にこの言葉が生きる場となりました。

いつでも、どこでも、サッカーが好き
いつでも、どこでも、音楽が好き

いつでも、どこでも、あなたの好きなことを大切に
いつでも、どこでも、私の好きなことを大切に

あなたの好きを
わたしの好きを
みんなが応援しています

表現者としてステージに登場してくださるみなさん、
スタッフとして会場を盛り上げてくださるみなさん、
今年もありがとうございます~
キヨマップF.C.プロジェクト事務局長でロックフェスでは MC担当のチャーリーさんの発表によると、今回の来場者数は3,060人。10回目には1万人を目指している!とのこと…

9月というのに30℃となった会場は、そんな気温に負けないくらい熱い熱い雰囲気で盛り上がりました。来年のライブも大いに期待しています! 〜みなさまお疲れ様でした〜