[報告]2018年度『第4回北海道宿泊学習』6月27日(水)  2日目

<朝の会>
毎日朝の会では子どもたちが司会進行をつとめながら一日の予定を全員で確認します。
今回は2つの学校が合同で行う宿泊学習ですが、両校の先生たちが順番に指導されました。

<午前> プログラム④「釣って、食べて、川を知る」
2日目は朝から雨となりましたが、小さな川での釣り体験ならば大丈夫ということで、
宿舎から貸切バスで15分程のポンウエンベツ川に行きました。

各班に環境教育スタッフさんがついて小さな川を上流に向かって少し歩きました。
全員が釣り針に生きた餌(ブドウ虫の幼虫)を自分でつけて川の流れに竿をさします。
しばらく辛抱していると、あちこちから「わぁー釣れたー」と喜びの声が聞こえはじめました。
雨の影響で上手く釣れないのではと心配しましたが、全員が最低1匹ずつ釣り上げる事が出来ました。
ほとんどがエゾウグイでしたがヤマメやニジマスも釣れ、留意種ということでエゾハナカジカは皆で確認した後リリースしました。



釣った魚を宿舎に持ち帰り、今度は魚の腹を裂き、はらわたを始末して唐揚げの準備です。
これも指導を受けながら全員が体験しました。
そして自分達が釣ってさばいて唐揚げにした魚をお昼にいただきました。
ほとんどの子どもたちが魚を釣ったこともさばいたことも初めての体験でしたが、みんな生き生きと目を輝かせて真剣でした。

自然界の生きものを自分の手で捕らえ、その命を直接いただくことは、自分たちが自然界のお陰で生かされていることを学ぶ大切な機会です。
雨にもかかわらず今年もこのプログラムが実施できて川の神様や魚の神様に感謝ですね。


<午後> プログラム ⑤「バウムクーヘンづくり」
午後に予定していたEボートでの川下りや川流れの体験は雨のため中止となりましたが、子どもたちはお菓子のバウムクーヘンづくりに挑戦しました。

前日と同じように4つの班に分かれ、各班ごとに炭火をおこします。
2人で両側から木の棒を持ち、回しながらタネを棒にかけて少しずつ太くしながらじっくりと焼き上げていきます。
炭火の暑さにたえながら両側から棒を回す係、その人達をうちわであおぐ係など、この作業はチームワークが大切でしたが、子どもたちは立派なバウムクーヘンを焼き上げて美味しいおやつを食べました。

<午後> プログラム ⑥「木笛づくり」
夜のプログラムを繰り上げて夕食前に木笛を作りました。
里山の間伐材を利用して各自が小刀で10センチ程の木笛に仕上げていきます。
1時間余りで次々に出来上がり、色んな音色が部屋中にぎやかに響いて良い記念品が完成しました。