2020年度みみすま夏休み支援事業のお知らせ

本来ならば明日から夏休みを迎えるはずでしたが、今年はコロナ禍の影響で学校も家庭も不安定な毎日ですね。
夏休みの支援事業も、残念ながら福島県などからの保養受入活動はすべてが中止になりましたが、札幌で一緒の元気塾の仲間たちとは、リフレッシュ保養という特別企画で日帰りツアーを実施することになりました。
いつもの勉強ではありませんが、近郊の栗山町でいろんな体験・見学をしてきます。もちろん感染予防対策もしっかりと準備を進めています。8月8日はいいお天気になるといいですね。
                            
◎定員に達しましたので募集は締め切りました◎
                            
***元気塾ユニオンハート2020年度 夏 開催にあたり***
                            
2011年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故により、当初から北海道には東北三県を中心に茨城、栃木、群馬、千葉、東京、埼玉、神奈川、その他から多くの方たちが避難してきました。
広域からの避難者を生んだ原因は、原発事故による放射能汚染の実態の深刻さにありました。またその多くが区域外避難(いわゆる自主的避難)の方たちでお母さんと子どもたちが中心でした。
 北海道の調査によると避難登録者数は2020年3月11日の時点で1,486人(札幌市及び近郊には877人)を数え、大震災から満9年を過ぎても多くの方たちが北海道で避難生活を続けています。
  避難生活を送る子どもたちへの支援活動のひとつとして2013年からスタートした「元気塾ユニオンハート」は小学生、中学生、OB高校生への学習支援と見守りを目的とし、長期化している避難生活の中で育っている子どもたちの貧困問題に対して避難者を受け入れてきた市民・道民はどのような応援ができるのか、そしてこうした事実を忘れることなく、避難の実態とは何かを市民目線で考える活動を続けてきました。
 
  しかし今年は新型コロナウイルスの感染拡大という思いがけない事態となり人々は自粛生活を余儀なくされました。全国に先駆けて北海道は2月末から知事の緊急事態宣言によって学校も休校となり、卒業式や入学式も簡略化されて3月から5月までは平常の授業が受けられない日々が続きました。
 6月からは札幌市内の学校も再開されましたが、元気塾をいつも支えてくださる有志の先生たちは学校現場でご苦労の多い毎日を過ごされています。
 
  そこで第15回目となる今年夏の元気塾は例年のような学習支援スタイルではなく、自粛生活が長かった子どもたちの心身のリフレッシュをはかることを目的とする企画に変更したいと考えます。また元気塾の先生たちには今までのご支援に深く感謝しつつ、今年は貴重な夏休みの一日をゆっくりお休みいただいて当日は市民ボランティアのみによる運営とさせていただきます。
  夏休みの日程も短縮されますが、元気塾の子どもたちにはウイルス感染予防に十分配慮しながらのびのびと楽しい一日を提供したいと思います。

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