夏休み支援活動報告 ⑥ 『 第13回元気塾ユニオンハート夏休み教室 』8月8日(木)9日(金)

「元気塾ユニオンハート」は被災地から避難して札幌及び近郊で暮らしている子どもたちへの学習支援活動です。札幌地区連合会はじめ多くの方達からの応援をいただきながら、2013年より札幌市教職員組合の有志の先生たちと共に夏休みと冬休みの年に2回実施してきましたが、今回で13回目となりました。
 
 
<1日目> 8月8日(木)10時~15時
 

会場: かでる2.7 1040会議室
参加: 小学生7名 中学生5名 OB1名 計13名
ボランティアの先生10名 高校生ボランティア2名 みみすまスタッフ4名

半年ぶりの元気塾です。
早めに会場に着いたみんなはもうすっかり自分の役割を心得ていて、入り口の案内ボードを書いたり、ホワイトボードに絵を描いたり、受付でバッジを渡す準備をしたり、名札を用意したりと、スタッフと一緒に準備を始めます。

午前10時になりました。「はじめの会」でひとりひとりが自己紹介とがんばりたいことを伝えます。みんなが楽しみにしている手作りおやつを届けてくださった札幌友の会さんにもごあいさつをいただき、記念撮影をしました。安心できる材料で丁寧に手作りされたおやつは今回もとってもおいしそうです。

12時まで、それぞれの課題に取り組みます。小学校低学年の子もしっかり集中できるのは、先生がマンツーマンでじっくり見てくださっているので安心感があるからなのでしょう。

お昼ごはんの時間になりました。みんなで仲良くお弁当をひろげます。
中高生はお喋りに花が咲きます。小学生の頃から夏休みと冬休みにだけ会える特別な友だちには話したいことがたくさんあるのでしょう。今回はアメリカに留学していた高校生のちゃんが1年ぶりに来てくれたことで、中学生女子はとてもうれしそうでした。Hちゃんが通っていたのはイリノイ州の小さな町の学校で、車で15分走ってもトウモロコシ畑が続く田舎だったとか。ホームシックのとき、自分の前に滞在していた留学生が冷蔵庫に残していった醤油をなめて寂しさを紛らわせたという留学中のエピソードや、高校卒業後の具体的な計画(Hちゃんは3年生)を聞き、1年の間にぐんと大人びたHちゃんの姿に、高校受験を控えた中学生は「憧れのまなざし」を向けていました。

午後いちばん、OBのK君が来てくれました。病棟クラークとして就職して2年目のK君は、仕事をしながら資格取得のための勉強も始めているそうです。今回も中高生の席について勉強を見てくれたり、仕事の話をしてくれたり、頼もしい先輩ぶりです。高校受験の年に元気塾のみんなから応援の色紙を受け取ったK君が高校を卒業し、就職してからもこうして来てくれて、後輩たちに話してくれる体験談は、将来への夢をふくらませる後輩たちのいい刺激になっています。

午後2時までしっかり勉強したら、お楽しみタイムです。
今日はストローと紙の輪で作る飛行機ともうひとつは輪にした紙が飛ぶ「エックスジャイロ」です。どちらも作り方はシンプルですが、輪の大きさや位置、おもりになるクリップのつけ方で飛び方が違ってきます。それに気づいたみんなは、前後の輪の大きさを変えてみたり、輪の数を増やしてみたり、自由な思いつきで自分の飛行機を作って楽しみました。「リュックに入れると壊れちゃう」と大事に手にもって帰った子のお母さんからは、「うちでも飛ばして見せてくれました」とうれしい報告がありました。
こうして1日目の元気塾は今回も和気あいあいとした雰囲気で終わりました。

<2日目> 8月9日(金)10時~15時

会場: かでる2.7 1040会議室
参加: 小学生5名 中高生4名 計9名(病欠4名)
ボランティアの先生7名 高校生ボランティア3名 みみすまスタッフ4名

今回の元気塾には、1日目から札幌龍谷学園高校インターアクト部の学生さんたちがボランティアとして参加してくれました。「小学生に勉強を教えるなんて初めてです」と緊張した様子でしたが、札幌市教職員組合のベテランの先生たちが「低学年の子を見てあげてごらん」と背中を押してくださいました。子どもたちも優しいお兄さん、お姉さんに教えてもらえるのが新鮮な様子で、学生さんたちも「先生」役のコツを徐々に覚えていきました。頑張って勉強しているとおやつが食べたくなります。今日も札幌友の会さんの美味しい手作り焼き菓子でみんなホッとひと息です。お昼はみんなで仲良くお弁当。そして午後の部のスタート前にRくんがお得意の「しゅうまいマジック」を披露してくれました。楽しく和んだ後は2日目最後をがんばります。

午後のお楽しみタイムはモールで「のぼり人形」作りです。

先生が見せてくれた人形は、2本の糸と糸を伝ってすいすい上まで登ります。なのに自分たちが作った人形は手足を動かすだけだったり、片足は登るのにもう片足で降りてしまったり…。なぜなんだろう ??と子どもたちは考えます。長さや角度が関係することに気づくとちゃんと登る人形ができました。すると次はいろんな形を作ってみたり、登る速さの競争もしました。今日の「お楽しみ」も小学生と中学生がわいわい一緒に元気塾らしい雰囲気で盛り上がりました。

「おわりの会」では全員で感想を述べあいました。
子どもたちからは、宿題が進んだ、全部終わった、残りの時間に先生が出してくれた頭の体操がすごく面白かった、モール作りがとても楽しかった、目標が達成できて嬉しかった、などなど。先生たちからは、今回もいい雰囲気の中にいられて楽しかった、いろんな人たちに活動をつなげる良い取り組みだと思う、などの感想をいただきました。ボランティア高校生からは、小学生に教えるのは初めてで楽しかった、勉強を見たり一緒に遊んだり良い経験ができた、今後の学校生活に生かせる良い経験だった、などの感想をもらいました。こうして13回目の元気塾はとてもいい雰囲気で無事終了しました。

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