「お別れの集い」苫小牧市 7月26日(金)
「お見送り」苫小牧フェリーターミナル 7月26日(金)
午後7時出港の復路引率は、日笠さん(室蘭市本光寺)と藤田さん(北広島市興徳寺)のベテランコンビです。札幌の横湯さんが再び手作りお菓子を届けてくださり、参加した皆さんは大感激。仲良くなったお寺の方たちとの別れを惜しみながら、何度も何度も手を振って乗船していきました。
今回の参加者の中には障害を持つお子さんも参加していました。
乗船前のロビーでお母さんが「本当に来てよかったです。どうなるかと心配しながら参加しましたが、毎日お寺の方たちに優しくしていただく事で、うちの子どもは他人を怖がらずに笑顔で接することができるようになり、よその方に遊んでもらうこともできるようになりました。本当になんと言って感謝したらいいかわからないくらい感動しています。」と涙を浮かべながらお話ししてくれました。
原発事故後に出産し、ご苦労されながらの子育ての日々だったこのお母さんは、初めて参加したほっこりプロジェクトで子育てに希望を見出せたことをとても喜んでおられました。
保養の定義は様々ですが、わずかな日数であっても、心のリフレッシュができて、親子で笑顔の日々が過ごせたら、自然の中でのびのびと子どもを遊ばせて「触っちゃダメ」と言う日常からお母さん自身が解放されることができたら、それも保養のひとつのあり方だと思います。
今回のほっこりプロジェクトは、自分たちがどんな保養のスタイルを育んできたのか、それをもう一度確認させていただく良い機会となりました。
翌日の午前10時に仙台港に到着した一行は、貸切バスで福島→郡山→いわきと移動して無事解散しました。復路のフェリーの中で子どもたちは仲良く遊び、大人たちも楽しくお喋りして盛り上がったそうです。