キヨマップ通信4日目、最終日

CIMG1989o受け入れにご尽力いただいた栗沢町のみなさん達にとっても、受け入れてからの日々の中で、次々胸が熱くなるような体験の連続となっていったそうです。
川俣から引率された方達のお人柄の良さも重なり、大人同士の交流、大人と子どもの交流、子ども同士の交流など、様々なな交流の渦が沢山生まれました。
また新聞の記事を読んだ川俣町出身の方(30年前から北海道在住)が、わざわざ別の町から練習場に訪ねて来られ、スイカを差し入れて下さったそうです。人と人との温かな交流は、思いがけない幸せを他の方達にも波及させる効果があるのです。

8月3日、川俣町の乳幼児家族保養(一泊二日山形県へ)という別事業の引率から戻ってきた1時間後、北海道から無事に川俣町に帰ってきた川中サッカー部のみんなを出迎えることができました。バスから降りたみんなは「なんじゃこの暑さわ〜!」と吠えました(笑)。
帰ってきたばかりの様子を記録してお世話になった栗沢の方達に贈ろうということになり、急遽、保護者の方にビデオカメラを回していただいて一人一人にインタビューしたり、全員整列してキャプテンにカメラに向かってお礼を述べてもらいました。
そういう様子を迎えに来られた保護者の方達にも見ていただきましたが、自宅に戻られた後、「4泊5日のこの合宿のお陰で、息子がなんだかひとまわり成長して帰ってきたのを実感しています」と複数のお母さんから感謝のメールをいただきました。きっと栗沢の子ども達も、ひとまわり大きく成長する夏休みだったことでしょう。
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福島第一原発事故が起こったことや放射能防護と今も向き合わなければならない現実があることは確かで、そのことに目を背けるわけにはいきませんが、だからこそダイナミックな地域間交流を通して、お互いに子ども達を育み合う素晴らしさも経験できるのだと思います。
準備期間の少ない中送り出す側として、川俣町役場、教育委員会、川俣中学校サッカー部保護者会の皆様には多くのご理解とご協力をいただきました。また引率をお引き受けいただいた保護者2名、教育委員会から派遣していただいた職員1名の方達のご尽力も、今回の交流成功の大きな力となったことに感謝いたします。