2018年6月1日(金)14:00
今年はじめて川俣町を訪ねました。
最初に山木屋地区の方達が避難して暮らしていた町内にある仮設住宅を訪問。
昨年3月末に居住制限区域と避難指示解除準備地域の2つが同時に解除され、山木屋地区への帰還がはじまりました。
それから1年2ヶ月。
仮設住宅の事務所で、山木屋地域住民の避難生活を中心的に支えてきた廣野会長さんと嬉しい再会が叶いました。
200世帯以上で暮らしてきた仮設住宅でしたが、今はほとんどの人達が退去したので、人気の無い仮設は淋しい雰囲気でした。
それでもいろいろな事情を抱えた方達が7世帯(高齢・独居)残っていて、廣野会長さんは毎日仮設事務所に通っているそうです。
みみすまは、前身のむすびば時代の2012年から山木屋仮設住宅支援をはじめ、気功チームが健康棒の体操を教えたり、浄土真宗本願寺派北海道教区のお坊さんたちと落語会をしたり、年に数回の川俣訪問の際には必ず寄らせていただきました。
仮設を出た方達の多くは復興住宅やアパートを借りて、便利の良い街中で暮らしており、元の山木屋地区に戻った人達は、全体(約580世帯)の6分の1程度だと廣野さんは語っていました。
今年の「第4回北海道宿泊学習」には川俣南小5年生と一緒に山木屋小の6年生が来る予定で、今日はこの後学校で2校合同の事前説明会があることを話すと、廣野さんは目を潤ませながら喜んでくださいました。
来年3月末が仮設住宅の退去期限。
「国や県など行政側と避難住民弱者の間に入って、あと半年、自分の役割を頑張って担ってみる」
廣野さんはそう決意を述べておられました。