理事長のごあいさつ
2011年3月11日に東北地方を襲った大地震や大津波は多くの尊いいのちを奪いました。
そして福島原発の大事故が起き、放射能汚染によるいのちの危険や健康被害の危機にさらされた方達は広範囲に及びそれは今も続いています。
この大災害や原発事故によって多くの方達が避難生活を余儀なくされ、特に放射能汚染から逃れるために沢山のこどもがお母さんに手を引かれながら全国各地に避難して暮らしています。
避難生活にあるこども、被災地に留まって暮らすこどもなど、置かれている状況はそれぞれに違いますが、放射能汚染によってこどもたち本来の落ち着いた生活が奪われてしまったことは明白で、これはおとなたち社会全体の責任です。
みみをすますプロジェクトは、2011年に起きた大災害と大事故を契機に被災者支援活動をはじめた者たちが、手をつなぎ合わせて誕生させたプロジェクトです。わたくしたちは未来あるこどもたちの今を大切にしながら、いのちの鼓動に耳を澄ませ、放射能からいのちを守り育てたいと思います。